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不思議ではない地に足のついた一人さんの「お金哲学」

『人とお金』斎藤一人著 書評

 

『人とお金』斎藤一人著

 

サイト管理人の評価

 

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著者の斎藤一人さんは化粧品・健康食品を販売する「銀座まるかん」の創業者。

 

1993年から納税額12年連続ベスト10という日本新記録を打ち立て、「日本一の大金持ち」とも呼ばれています。

 

一人さんの本を最初に読んだのは10年以上も前で、『変な人の書いた成功法則』という処女作でした。

 

本のタイトル通り今までに見たことのない不思議な教えが目白押しで大金持ちの考え方はやはり普通とは違うのだなと思ったものでした。

 

その後、一冊一冊が読みやすいこともあり、一人さんの著作物はわりかし多く読んでいる方でしょう。

 

本書は「お金(経済)」と「人間関係」にフォーカスした内容となっており、この分野での一人さんの教えを載せています。

 

既に多くの教えに触れている私にとっては既に知っているものも多く、いままで吸収していた内容を強化するような役割となった一冊でした。

 

一人さんによると、人間にはその時代その時代で、『学ばなければいけないテーマ』というものがあり、『戦争の時間』は20世紀で終わり、これからの100年は『お金のこと(経済)を学ぶ時間』に入っているそうです。

 

確かに今は金融リテラシーを勉強していかないと幸せになれない時代なのかなと思います。

 

今回改めて一人さんの本を読んでみて、書かれている内容は不思議でもなんでもなく、地に足のついたものが多いのかもしれないということを感じました。

 

例えば、『お金(経済)に強くなるために最初にすることは赤字を出さないこと』『商売を成功させたければ「出金」をできるだけ減らすこと』『お金が入ると、とたんに贅沢をする。

 

こういう人を神様は嫌う』といった具合です。

 

お金の収入と支出のバランスは極めて重要であり、まっとうな教えです。

 

本多静六の「四分の一貯金法」を想起させます。

 

「日本一の大金持ち」と呼ばれる一人さんのお金についての哲学をより多く学べる本書は一人さんの著作物の中で比較的価値の高いものといえるでしょう。

 

まだ一人さんの本を一冊も読んでいない方は、まずはこの本にチャレンジしてみてもよいかもしれません。

 

こんな人におススメ!

・「日本一の大金持ち」斎藤一人さんのお金にまつわる哲学を知りたい方
・「人間関係」に悩み解決のヒントを知りたい方
・今まで斎藤一人さんの本を読んだことがない方

 

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読書日:2015年3月

 

『人とお金』斎藤一人著

 

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