トップページ > 【評価順】ビジネスの本> 【読書感想】『儲け方入門』堀江 貴文
リアリスト堀江貴文さんからビジネスの要点を学ぶ
『儲け方入門』堀江 貴文著 書評
サイト管理人の評価
スポンサーリンク
本書は「儲け方」について1つのテーマにつき800字で書き、まとめたもの。
冒頭に「これまでいろいろなインタビューで聞かれたようなことは、ほぼこの本で答えているので、今後僕の取材をする人は、この本をよく読んで、ここに書かれていないことを質問してほしい」とまで語る、ふてぶてしさがみられます。
この本が刊行されたのは2005年。この時期はまだ逮捕される前でライブドア社長として活躍していた時期です。
プロ野球界への参入やニッポン放送株の取得など最も注目され、イケイケだったことが影響しているのかわかりませんが、ずいぶんと傲慢な箇所も少なくありませんでした。
恐らく、発売時に本書を読んだ記憶が私にはあり、当時は会社員でした。
現在はフリーの立場であり、個人ビジネスも手掛けているので、経営者の立場から改めて読んでみたいと手に取った次第です。
内容はさすがに極論で行き過ぎの部分もあります。
例えば、「あと十年でお札はなくなる。」「面倒くさいことはしない。」「足の速いヤツだけついてくればいい。」といった具合。
松下幸之助の経営哲学「人を育てる」とは真逆を行きます。徹底したリアリストであると感じます。
しかしながら、ビジネスを成功させるためのヒントも多くありました。
儲かるための基本的な原則は「利益率が高くて元手がかからないことをやる。」そして、「キャッシュフローさえ見ていれば会社はつぶれない」「ファイナンスの知識がないと損をする。」ということです。
当たり前のことかもしれませんが、これを外してビジネスを行うと致命的な失敗を負うリスクもあります。そう考えると、この教えは必達であるべきです。
このようにビジネスで成功させるための絶対条件を教えてくれるというのが本書の特徴であり、その意味では読む価値はとても高いです。
取捨選択しながら納得出来る内容については積極的に取り入れていくことをおすすめします。
こんな人におススメ!
・起業を目指している人
・堀江さんのこれからの未来予測を知りたい人
・経営者や事業責任者の人
スポンサーリンク
読書日:2015年5月
サイト管理人の評価