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『早起きは３億の得』石田健著　書評

 

 

 

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著者の石田健さんは個人ネットビジネスのパイオニアともいえる存在です。

 

メルマガスタンド「まぐまぐ」で「毎日1分！英字新聞」という読者数11万人のメルマガを発行。そして、情報商材を販売し、一晩で数千万円の稼ぎになったことも。

 

さらには、個人向けネットビジネスを指導する「石田塾」を立ち上げ、最終的には10億円の稼ぎをもたらしたそうです。

 

インターネットが普及し、個人がアフィリエイトなどを通じてネットで稼げるようになった時、その時流にいち早く乗り、大稼ぎした代表格が石田さんの印象です。

 

私も早期からネットビジネスに取り組んでいたので、石田さんは憧れの存在でした。それだけに本書を読むのを楽しみにしていました。

 

本書では主に石田さんの日々の生活スタイルやビジネスに取り組む姿勢が書かれています。

 

稼ぐための具体的なテクニックというわけではないのですが、それでも参考になるポイントが多々ありました。

 

石田さんはかなりの読書家だそうで、想像力を鍛えるために小説を集中して読むそうです。

 

しかも、8タイトル位を同時に読み、読む場所のメインはお風呂。

 

このようにストイックに本から養分を吸収する姿勢はおおいに見習っていきたいものです。

 

また、本書では「差異」や「創造力」という言葉が多く出ている点も気になりました。

 

巷では「誰でも稼げる」と謳った安易なネットビジネスマニュアル商材が高額で売られていますが、そもそもみんなが同じ方法でビジネスをして稼げるわけがないと懐疑的に感じていました。

 

そんな商材を販売する石田さんでさえ、このように「差異」や「創造力」を大切にしているあたり、ネットビジネスは知恵と工夫が大切なのだと痛感するのです。

 

石田さんは実はかなりの努力家であり、それを苦と思わないような環境を設定しています。

 

これこそが石田さんが稼ぎ続けられる源泉となっているのでしょう。

 

 

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読書日：2015年2月