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スーパーポジティブ誕生の理由が解き明かされる

『大丈夫! キミならできる!松岡修造の熱血応援メッセージ』松岡 修造著 書評

 

『大丈夫! キミならできる!松岡修造の熱血応援メッセージ』松岡 修造著

 

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今年は元テニスプレイヤー松岡修造さんのカレンダーがバカ売れなのだそうです。

 

錦織圭選手の活躍に乗じてスーパーポジティブな性格の松岡さんが注目され、今もなお多くのCMにご出演されています。

 

松岡さんを観ていると元気になると感じる人が多いのでしょう。

 

そんな松岡さんの考え方を改めて知っておきたいと思い手に取った一冊です。

 

本書は14歳に向けたメッセージ色の強い本ですが、大人でも十分読みごたえがあると思います。

 

そして、さすが松岡さんといった感じでポジティブなメッセージのオンパレード。

 

・「声が小さい」と言われたら、大声でブラジルまで叫んでやれ!
・ポジティブ勘違い、バンザイ!
・「ビリ」はトップだ!
・モヤモヤ=チャンス!喜べ!喜ぶんだ!
・やったで!不安になってきた!

 

などなど。

 

しかし、こんな人が実際に身近にいたら疲れちゃいそうな気もするのですが、ちょっとやそっとの悩みや苦労は吹き飛んでしまいそうです。

 

そんな中、本書において一つのエピソードが強く印象に残りました。

 

それは松岡さんが慶応義塾高校1年の一時期、「やらなくていいや」というクセが出来、勉強もせず、テニスもせずフラフラと遊んでばかりいた時があったというのです。

 

あのポジティブ思考の松岡さんにもこんな怠惰な時があったのかと驚きでした。

 

このように、遊びの誘惑に勝てない日々を過ごしていた中で、「このままじゃ、僕は人間的にダメになる」という想いが強くなり、とても厳しい指導で有名な福岡県の柳川高校に転向する決心をしたのだそうです。

 

その時、松岡さんは自分で決めた道なので何があっても言いわけは出来ないと強く感じたのだとか。

 

自分で「崖っぷち」い追い込み、「只々やるしかない」という状況を作った。

 

私はこれをきっかけに松岡さんの考え方が大きく変化したのだと推測します。

 

これこそがスーパーポジティブの原点であったのでしょう。

 

人生においてはその後を左右する大きな転機があると思います。

 

その時に逃げられない道を選択するということも大切なのであろうと感じました。

 

こんな人におススメ!

・とにかく元気になりたい人
・悩みやトラブルで疲れている人
・夢や目標を持っている人

 

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読書日:2015年5月

 

『大丈夫! キミならできる!松岡修造の熱血応援メッセージ』松岡 修造著

 

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