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『50万円でインターネットから中国3億人富裕層と商売する方法』陳 海騰著　書評

 

 

 

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最近、私はネットビジネスに力を入れているのですが、これから少子高齢化が加速する日本のことを考えると、海外展開をやはり視野に入れてしまいます。

 

そんななかで13億人もの人口がある中国はやはり魅力であり、中国向けビジネスについて一度学んでみたいと思い手に取った一冊です。

 

著者の陳海騰さんは中国検索エンジン最大手Baidu, Inc.の日本駐在主席代表。

 

1992年に来日し、2006年12月に現職に就かれています。

 

本書では中国にいる3億人のプチブルジョア層にインターネットで「日本的なモノ」を売るための方法が書かれています。

 

前半はターゲット対象となる3億人富裕層のライフスタイルに焦点をあて、後半はより実践的な内容で、ネットショッピングの基礎知識から50万円から始められる中国ＥＣサイトの紹介、検索アシストによるショップ活用化術といったようなテクニック面まで教えています。

 

全体的に浅く広くといった感じで入門書として対中国ネットビジネスの全体像を学ぶことが出来ます。

 

もちろん、他と差別化するための創意工夫や利益を生み出すための試算など細かい詰めが必要であることはいうまでもありません。

 

日本人と中国人の消費行動の違いも把握できるので、実践の過程で戸惑うことも少なくなるでしょう。

 

初期コストが50万円ということなので、もう少し検討しながら考えていきたいとは思います。

 

中国ビジネスは様々なハードルがあり一筋縄ではいかないと思いますが、海外進出を考えている人は一度読んでおいて損はない内容になっています。

 

 

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読書日：2014年12月