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通常のガイドブックには出てこない深堀した魅力が目白押しの良書

『いんでないかい!!北海道』千石 涼太郎著 書評

 

『いんでないかい!!北海道』千石 涼太郎著

 

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昨年末に北海道に行き、その余韻に浸りたいがために読んでみた一冊。

 

北海道の魅力を深く掘り下げており、早くもまた行きたくなってしまいました。

 

著者の千石涼太郎さんは北海道小樽市生まれのノンフィクション作家・エッセイスト。

 

北海道をテーマにした著書を多く出版し、北海道愛好家ネットワーク「いいんでない会」会長をされているそうです。

 

北海道の魅力を伝えるにあたり、うってつけの人物であるといえそうです。

 

本書は「言葉で感じる北海道」「景色で実感北海道」「心に刻む北海道」「三大で見る北海道」の4章から構成されています。

 

「三大で見る北海道」の中には、「札幌の三大がっかり(1位はご存じ時計台。

 

がっかりするという情報は事前に知りつつ覚悟して行ったので、私はさほどがっかりしませんでした)」なんてユニークなものも。

 

北海道旅行を終えた直後に読んで、特に印象深かった箇所は次の3つでした。

 

・北海道の三大コンビニチェーン
セイコーマート、ハセガワストア、タイエー。セイコーマートはたくさん見かけ、英語表記の看板だったので「何と読むんだろう」と気になっていたので、この本で無事知ることが出来て良かったです。北海道ではセイコーマートがメジャーなのですね。

 

・北海道の三大ラーメン
札幌、旭川、函館。札幌ラーメンは食べたのですが、他の2つも食べておくべきでした。ちなみに「ラーメンの三大がっかり」というのもあり、それは、値段が高い、接客態度が悪い、営業時間に工夫がないの3点だそうです。私が行ったお店はそんなことがなかったのですが、通が行くお店はそんな昔かたぎの傾向があるのでしょうか。

 

・独特の地名
美唄(びばい)、虻田(あぶた)、興部(おこっぺ)など不思議な語感の地名が多いなと思っていました。アイヌ語を語源としているものと内地の地名からとったものが混在していることに起因しているそうです。

 

他にも、冬のキャンドルナイトやダイヤモンドダスト、十勝のバター作りなど自然の恩恵を受けた魅力がたっぷりと存在しているエリアなんだなと実感できました。

 

まさに、タイトル通り『いんでないかい!!北海道』でありました。

 

こんな人におススメ!

・普通のガイドブック以上に深く北海道の魅力を知りたい人
・北海道のあらゆる名産、名所を3つづつ把握しておきたい人
・北海道弁の魅力を学びたい人

 

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読書日:2014年1月

 

『いんでないかい!!北海道』千石 涼太郎著

 

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