トップページ > 【評価順】自己啓発の本> 【読書感想】『運の管理学』松永 修岳
運を良くするための基本的な考え方が学べる
『運の管理学』松永 修岳著 書評
サイト管理人の評価
スポンサーリンク
著者の松永修岳さんは経営戦略コンサルタントであり、「運」の専門家でもあります。
19歳の頃から「奇門遁甲」「風水」「四柱推命」を学んでいたとのことですごいですね。
現在は「風水環境科学」と「ラックマネージメント」を駆使し、経営者や政治家、スポーツ選手やアーティストなど数多くの方々を指導されています。
本書では、「ラックマネージメント」という言葉を使い、「運」の管理の仕方について書かれています。
また、冒頭の推薦文を本田健さんが書いています。
全部で6章に分かれており、その内訳は次の通り。
【1章】「運」は人生を大きく左右する
【2章】「運」を良くする鍵は「脳」にある
【3章】「運」とは何かを知り、「運」を味方につける
【4章】人生の流れを変える方法
【5章】「運」が良くなる「環境」づくり
【6章】「不運」のレベル別開運Q&A
目次を見るとおわかり頂けると思いますが、開運には、「脳」が重要な役割を担っており、「環境」を変えることで、「脳」は「快」の状態になり、「運」が良くなると語ります。
その実証として、アメリカのマリアン・ダイアモンド女史が行ったラットを使った実験を紹介するなど、科学的なアプローチから「運」について切り込む点が本書の特徴であるといえるでしょう。
但し、内容的にはありきたりというか、わかりきった点が多いという印象も受けました。
例えば、「運の良い人」の特徴として、次の点を挙げています。
・いつも「偶然」としか思えないチャンスにめぐりあう
・自分にとってプラスになる人とよく出会う
・ふつうなら「不運だ」と思えることを、いつの間にか幸運に変えてしまう
・多くの人と会うことで偶然のチャンスを拡げ、チャンスを大きな成功に結びつけている。また、知り合った人たちとの関係を大切にし、長続きするおつきあいをしている
・楽観的で少々のトラブルやストレスにはへこたれない
・いつも「良い予感」を持っている。成功の予感、楽しいことがありそうな予感で心をワクワクさせている
・進んで新しい経験を受け入れようとする
・自分の直感を信じている。「時が来た」と感じたときの決断は素早く、知らず知らずのうちに、後から見て正しい選択をしている
・自分の周囲で起こることを注意深く見ているおで、チャンスや予兆に気づく
もう少し、深く突っ込んだ話も聞きたかったと思いつつ、このような「当たり前」のことをしっかりと実行することが大事なんだろうとも感じました。
こんな人におススメ!
・「運」を良くしたいと思う人
・「運」の管理について興味がある人
・「運」について科学的なアプローチをしてみたい人
スポンサーリンク
読書日:2016年7月
サイト管理人の評価