読書の楽しさを伝えるための日々の記録

トップページ【評価順】経済・金融の本> 【読書感想】『カネはアンティーク・コインにぶちこめ!』加治 将一

魅力的なアンティーク・コイン投資の世界に触れる

【読書感想】『カネはアンティーク・コインにぶちこめ!』加治 将一著 書評

 

『カネはアンティーク・コインにぶちこめ!』加治 将一著

 

サイト管理人の評価

 

スポンサーリンク

 

アンティーク・コイン投資について書かれた本。

 

アンティーク・コインというのは、昔の時代に使用していた貨幣の事です。

 

著者の加治 将一さんは作家で特に歴史ミステリーのジャンルに関する小説を多く書かれています。そして、アンティーク・コインのコレクターでもあります。

 

私自身いろいろな投資について勉強して来ましたが、アンティーク・コインを使った投資というのは全然知りませんでした。

 

なかなか面白そうな投資だなと手に取り、読んでみましたが、コインを集める行為というのも魅力的で楽しそうだなという印象を持ちました。

 

この本の目次

【1】コイン・マジックは人生に奇跡を起こす
【2】なぜ、コイン投資が良いのか
【3】アンティーク・コイン投資6つの長所
【4】おカネの本質を知る
【5】アンティーク・コイン投資の実践
【6】人間は、より多くのおカネを求める本能を持っている

 

アンティーク・コインはなぜ有力な投資手段なのか?

 

それはアンティーク・コインは増えることがなく、むしろ年々減っていくものだからです。

 

そのため希少価値は高まるばかりであり、また、富裕層に収集家が多いのだとか。

 

お金に糸目をつけずに収集するため、貴重なコインはどんどんと価値が高まることになります。

 

趣味としておよそ25年間、コインを1,500万円分ほどコツコツと集めていたサラリーマンが、コレクションの半分ほど売り、その額が1億8,000万円になっていたなんてエピソードも出てきます。

 

なかなか夢のあるお話しですね。

 

ひとくちにアンティーク・コインといっても、国や時代、発行枚数により、その価値は大いに変わっていきます。

 

本書では、そのあたりについても丁寧に解説してくれるので好感が持てます。

 

アメリカ、オーストリア、ドイツ、ブラジル、日本、中国、インドなどそれぞれのコインの特徴にお国柄が現れていて興味深い。

 

熱心な収集家が存在するのもわかりますね。

 

アンティーク・コインについて良い事ばかり書いてある本書ですがアマゾンのレビューを読むと、価値が下がっているコインも実際はあるようなので、全てをうのみにせず、購入するコインを精査する必要がありそうです。

 

また短期で売買を繰り返すのではなく、購入したらじっくり寝かせて値上がりを待つ、長期保有型の投資になります。

 

アンティーク・コイン投資の入口として、興味を持ちました。

 

実践するためにはもう少し勉強が必要でしょう。

 

こんな人におススメ!

・アンティーク・コインによる投資法に興味がある人
・コレクターの人
・歴史が好きの人

 

スポンサーリンク

 

読書日:2016年9月

 

『カネはアンティーク・コインにぶちこめ!』加治 将一著

 

サイト管理人の評価