トップページ > 【評価順】ビジネスの本> 【読書感想】『1日1枚成功シート』兼元謙任
上場企業社長が活用している「成功シート」をわかりやすく紹介
『1日1枚成功シート』兼元謙任著 書評
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著者の兼元謙任さんは株式会社オウケイウェイヴの創業者。QA掲示板サイト「OKWeb」を事業の柱としています。
デザイナーとして名古屋から東京に上京してきた兼元さんは仕事がなくなり、一時期ホームレス生活を続けていたそうです。
そんな兼元さんが年商10億円近い企業の経営者になれた秘訣。それは、ホームレス時代にある同じ境遇の人との出会いがきっかけだったとか。
その人の言葉により目が覚め、生き方を変えるきっかけになったのだそうです。
そして、兼元さんは現在の自分をもたらしてくれたツールとして、A4のシートに書き続けている「成功シート」を紹介しています。
本書では、そんな兼元さんの考え方に加え、「成功シート」の使い方を具体的に記載しています。
この本の良さは「成功シート」の紹介が極めてわかりやすく書かれていることです。写真やサンプルのフォーマットが載せているのですんなりと理解出来ます。
実は、兼元さんはホームレスになる前にも、夢や目標を書いていたそうで、それでも失敗してしまった反省を元に、バージョンアップを繰り返し、完成させたのが「成功シート」なのだとか。
そのやり方はご自身の経験を踏まえているだけに説得力があります。
成功シートの内容は、目標に期限を決め、それを「今年の目標」「今月の目標」「今週の目標」「今日の目標」とどんどん短いスパンにブレイクダウンしていく。
そこからさらに日々のアクションプランに落とし込んでいくという流れです。
私は現在、全ての行動を一冊の手帳にまとめていますが、上記の方法を取り入れています。
自己管理を強化したい方はとても実践的でわかりやすいので一読してみることをおすすめします。
兼元さんはもう一つ、「Win-Win」の大切さを述べられており、これはご自身がホームレスになったきっかけが影響されているそうです。
当時、自分だけが突っ走ってしまい、仲間が周囲から去ってしまったという苦い経験があるとのこと。そこから、「自分の考えを周囲に真摯に伝えて理解をしてもらうこと」を大切にされているのだとか。
これらの話は目標を持たれて、生活されている人にとってはとても良いヒントを与えてくれることになるでしょう。
目標に向かい邁進するということは自分を成長させるきっかけになるのだと感じさせてくれます。
こんな人におススメ!
・自分の夢や目標を実現させたい人
・人として成長したい人
・経営者としてヒントを得たい人
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読書日:2014年1月
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