トップページ > 【評価順】経済・金融の本> 【読書感想】『経済ってそういうことだったのか会議』佐藤雅彦 竹中平蔵
いつ読んでも理解出来る経済の原理原則を教えてくれる入門書
『経済ってそういうことだったのか会議』佐藤雅彦編 竹中平蔵著 書評
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本書は2002年9月に発売。そして、今もなお売れ続けている良書です。
私も時折読み返しています。
内容は「経済とは何か」というテーマについての対談集になっており、経済に関する疑問を広告クリエーターの佐藤雅彦さんが投げかけ、慶応大学教授の竹中平蔵さんがそれに答えていくという流れになっています。
このような経済入門書を他にも読んだことがあるのですが、他の本と決定的に異なるのは本書の内容はあまり時代性を感じさせず、いつ読んでも理解できる「経済の原理原則」についての話になっていることです。
「そもそも経済とは?」というところからスタートしているので、例えば今話題になっている経済問題を理解する上での基礎知識を学ぶようなイメージです。
経済について、佐藤雅彦さんが経済音痴のような立場で質問をしてくれるので、噛み砕いて経済について勉強することが出来ます。
例えばお金の価値について、小学生の頃の「牛乳瓶のフタ集め」を引き合いに出して説明してくれるので、わかりやすいことこの上ないのです。
取り上げる内容は多岐に渡っており、その中で興味・関心のある要素はきっと一つはあるでしょう。
私は身近なところで、今の生活の基盤になっている「投資」と「税金」の話についてとりわけ興味深く読むことが出来ました。
「投資」の本来の意義や「良い税金とは何か」など、その存在意義から説いてくれるので頭に入りやすいです。
そもそも経済とは何ぞや?というような内容になっており、経済を学ぶ上での良いきっかけになってくれる一冊です。
こんな人におススメ!
・経済の根本原理をわかりやすく理解したい人
・これから社会人になろうとする人
・税金や投資、世界経済や労働など幅広い視点で経済を学びたい人
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読書日:2014年5月
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