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何気ない商品に徹底したこだわりを詰め込むセブンイレブンウェイ

『セブン‐イレブンのおにぎりは、なぜ、1日400万個売れるのか』国友隆一著 書評

 

『セブン‐イレブンのおにぎりは、なぜ、1日400万個売れるのか』国友隆一著

 

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コンビニ業界の中でも独り勝ち状態のセブンイレブン。そんなセブンイレブンの強さの秘密の一端を解き明かしてくれる一冊です。

 

今でこそコンビニでおにぎりを買うのは当たり前になっていますが、1978年にセブンイレブンでおにぎり販売を開始した時には1店で1日1〜2個しか売れなかったそうです。

 

もともとは現CEOの鈴木敏文さんの提案でしたが、役員が大反対したとか。

 

それは、家庭で簡単に作れる食べ物をわざわざお金を出して買う人なんていないだろうという推測があったそうです。

 

しかしながら、妥協をしない商品開発を継続し、「ツナマヨおにぎり」で遂に大ブレイク。

 

今では1日最大5000個販売した店もあるというからすごいことです。

 

本書では主におにぎりの商品開発に対するセブンイレブンのこだわり具合が書かれていますが、「これはどうやったって売れるかも」というくらいに徹底していることがわかります。

 

例えば、「こだわり米」と謳っているおにぎりは、全品種の4%にあたる特Aだけのお米を利用。

 

ツナマヨのマヨネーズ一つとっても専用のマヨネーズを開発。ツナとの相性や卵の鮮度までこだわりを持っています。

 

その卵でさえ、鶏の育て方や飼料まで管理しているというからとことん徹底していることがわかります。

 

本書を通して、定番商品ほど常にレベルアップを目指していくセブンイレブンの企業姿勢がわかります。

 

「どこでも出来ることをどこでも出来ないレベルまで質を高めていく」ということが、セブンイレブンを含む優良企業の共通点であるように感じます。

 

「提供するサービスの質」を高める。シンプルではありますが、これがビジネスの王道であり、中身を伴う成長を継続出来ると理解出来ます。

 

こんな人におススメ!

・セブンイレブンの強さの秘密を知りたい人
・セブイレブンがおにぎり1個にこめるこだわりを知りたい人
・東日本大震災の時にとったセブンイレブンの動きを知りたい人

 

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読書日:2014年5月

 

『セブン‐イレブンのおにぎりは、なぜ、1日400万個売れるのか』国友隆一著

 

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