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規格外の人間の存在に脳みそがスパークする

『わが闘争 不良青年は世界を目指す』角川春樹著

 

『わが闘争 不良青年は世界を目指す』角川春樹著

 

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以前角川春樹さんの会社に勤めていた方から聞いた話で、角川さんは「今、東京に大きな地震が来ないのは私が鎮めているお蔭だ」と日頃から語っているというエピソードを聞きました。

 

以来、角川春樹という人物は一体何者なのかという疑問がついてまわりました。

 

そして、本書を読み、角川さんの人間離れした資質に改めて驚愕しました。

 

本書ではご自身の半生記が書かれています。

 

家族との確執や麻薬で捕まった獄中生活、メディアミックス路線によりベストセラーを連発されていた時期など何かと世間を騒がせた角川さんの生き様が語られます。

 

女性観やご自身の才能についても述べており、興味深く読むことが出来ます。

 

全編を通して読み、改めて角川さんは規格外の人物であり、今の世の中に角川さんのような突出した存在がいることに驚かされます。

 

・5度の結婚と離婚
・自分を「歩く神社」と考えている
・UFOを何度も見、宇宙人と交信した経験もある
・自分はこの星に遊びに来た存在
・おれの脳の資産価値は五百兆円

 

など、並の人物ではないことはわかるでしょう。

 

他の人が語るとおかしな人と思われますが、破天荒な経歴を持つ角川さんの発言であればどこか納得できる部分があるのもすごいことです。

 

これだけ波乱万丈な人生を歩みながら、「人生はゲームであって、人間は、その人生というゲームを十分に楽しむために生まれてきたのだ。だから、どんな状況にあっても、人生を大いに楽しもうではないか。」と語るあたりは大きすぎるほどの器を感じます。

 

目の前の小さな悩みなど瞬く間に吹き飛んでしまうくらいのパワーを持った一冊です。

 

こんな人におススメ!

・UFOや神の存在などが気になる人
・角川一族の出版経営事情を知りたい人
・とにかく元気になりたい人

 

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読書日:2014年5月

 

『わが闘争 不良青年は世界を目指す』角川春樹著

 

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