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『感動中国!』谷崎 光著　書評

 

 

 

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ひとくちに中国といってもあまりにも広大であり、場所によってまったく趣が異なる。

 

そんなことを再認識させてくれる一冊です。

 

著者の谷崎光さんは中国貿易商社勤務を経て作家に。商社時代の中国とのバトルをコミカルに描いた「中国てなもんや商社」は映画化にもなりました。

 

2001年北京に渡り、対外経済貿易大学（対外漢語学院）北京大学（経済学院）留学を経て、現在北京滞在。在中14年になっています。

 

嫌中論が横行する中、一般人の視線で冷静に中国の現状を語ることができる数少ない作家の一人として知られています。

 

本書は谷崎光さんの中国旅行記となっており、「銭塘江と上海」「広東省福建省」「雲南省」「江西省　安徽省」「山西省」の4つの章に分かれています。

 

谷崎さんは中国とのゆかりが深いのでコミュニケーションは万全です。

 

中国はあまりにも大きく、それが良さと悪さそれぞれあり、そのことが中国の全体的な魅力になっているのでしょう。

 

登場する人物もお金大好きの人が出てきたり、日本ではなかないないような規格外の価値観の持ち主もいます。

 

そして、それが海外に行く醍醐味でもあるのです。

 

海外で異文化に触れることの楽しさを伝えてくれます。

 

 

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読書日：2014年3月