トップページ > 【評価順】旅・海外体験の本> 【読書感想】『あやしい探検隊 北海道物乞い旅』椎名 誠
タイトルの真逆を行く北海道贅沢旅行!
『あやしい探検隊 北海道物乞い旅』椎名 誠著 書評
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椎名誠さんによる『怪しい探検隊シリーズ』の1つ。
2011年に刊行されていますが、初作品から既に30年以上経っている人気長寿シリーズです。
この「物乞い旅」を企画したきっかけとして、アルゼンチンを旅行した時に見知らぬ人から「食べ物」をめぐんでもらうという経験をして、それがいかに大変なことかを痛感。
この「物乞い」を日本でもチャレンジしたいという想いがあったそうです。
しかしながら本書を読んで頂けるとわかるのですが、予め訪れる土地の知人に訪問予告をしていたため、「物乞い」ではなく、「予告したタカリ」のような状況に…。
むしろ、いつもの旅行以上に贅沢三昧になってしまったという顛末が書かれた一冊です。
アルゼンチンと日本では環境が全く異なっていたというわけですね。
室蘭から知床半島まで。旅は当初の目的から大きく外れた展開を見せていきますが、それでも北海道の魅力は変わりません。
写真付きでたっぷりと北海道の良さを紹介してくれ、思わず行きたくなってしまいます。
特に食に関する情報が豊富で写真もシズル感たっぷり。生ガキやちゃんちゃん焼き、エビラーメンなどとても美味しそうです。
それにしても全国に知人がいて、連絡すればたちどころに歓迎してくれる椎名さんは羨ましいです。
国外から国内まで旅行をたくさんしてみんなから愛される椎名さんは、理想の生き方をされていますね。
北海道の魅力を写真と文章でたっぷり味わえる読んでいて楽しい本でした。
こんな人におススメ!
・北海道の特に食に関する魅力を知りたい人
・各地で歓迎される椎名誠さんの様子を読みたい人
・北海道の豊富な写真を見たい人
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読書日:2015年4月
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