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漫画家スキャンダル満載で興味津々

『マンガ業界の○○な話』『マンガ業界の○○な話』製作委員会編 書評

 

『マンガ業界の○○な話』『マンガ業界の○○な話』製作委員会編

 

 

 

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漫画家の女性関係や人間関係、金銭面、マンガ業界の過去のトラブルや裏話など、芸能雑誌のマンガ業界版といった内容で下世話だけどどうしても興味を持ってしまう話題が満載です。

 

一つのエピソードに対し、2ページで読み終えられるので、空いた時間にちょっとづつ楽しみながら読むことが出来ます。

 

今では、私はさほど漫画を読まず、マンガ喫茶に時折通う程度ですが、子供の頃は漫画家を目指すくらいの漫画好きでした。

 

そのため、全体的に楽しく読めました。

 

内容は興味を引くものばかりであり、芸能スキャンダル情報を読むような感覚です。

 

・「鳥山ロード」は実在する?

 

・マンガの原稿料はいくらもらるの?

 

・原稿がない!?恐怖の原稿紛失事件

 

・マンガ家のモテ問題

 

・アニメ化、映画化はホントに美味しい?

 

などなど魅力的なトピックスが並びます。

 

この他に、マンガ業界の仕組みやマンガ学校体験入学などのコンテンツも盛り込まれています。

 

現在、業界全体のビジネス動向として低迷が続いているようです。それは、特にマンガ雑誌の部数落ち込みが影響している模様。

 

そして、作品毎に勝ち組と負け組がどんどんと明確になっている流れを感じます。

 

その中においてやはり今後のキーとなるのは優良なコンテンツを生み出すことが出来るかどうかということでしょう。

 

それこそ『進撃の巨人』のように社会現象になるほどのヒットコンテンツが生まれれば状況は一変します。

 

発行した講談社の業績は、この一作品の効果で黒字に転換したほどです。

 

これからも魅力的なコンテンツが生まれることを願ってやみません。

 

こんな人におススメ!

・芸能ニュースを見るような感覚でマンガ業界に触れたい人
・現状置かれているマンガ業界の状況を知りたい人
・気楽に空き時間に楽しめる本を探している人

 

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読書日:2014年10月

 

『マンガ業界の○○な話』『マンガ業界の○○な話』製作委員会編

 

 

こちらの本もおススメ!

『消されたマンガ』赤田 祐一 ばるぼら