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元アイドルの不動産オタクによる数十億円資産構築方法
『100戦無敗の不動産投資術』沢田 富美子著 書評
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著者の沢田 富美子さんは10代（1979〜1983年）の時にアイドル活動をされ、計5枚のシングルをリリースされたそうです。
芸能活動停止後はパリとニューヨークに留学し、22歳でアートギャラリーの会社を設立。
その後、趣味だった不動産投資で数十億円の資産を築きました。
本書は沢田さんの不動産投資経験を中心に書かれています。
元アイドルということで、「サルでも出来る不動産投資」のような内容をイメージされるかもしれませんが、実態は真逆であり、沢田さんは相当な不動産通であることがわかります。
沢田さんが不動産に興味を持った原点は子供の頃に遊んだ「リカちゃんハウス」だったそうで、家に対する興味が非常に強く、いつしか本物の家が欲しいと思うようになったのだとか。
小学生の時から住宅展示場やモデルルームに行っていたというからすごいですね。
また、中学生の時は住宅情報誌が愛読書だったそうです。
沢田さんは骨の髄まで不動産好きという印象です。不動産投資で成功する理由もわかる気がします。
本書ではそんな沢田さんの不動産投資の方法が載せているのですが、成功の要因は、「物件について徹底的に知り尽くす」ということに尽きるでしょう。
沢田さんはご自身を「お散歩不動産投資家」と呼んでおり、住んでいる近所の物件しか購入しないのだそうです。
対象エリアで生活をすることで街の流れなどトレンドを把握しつくし、「脳内グーグルマップ」が出来上がっている状態なのだとか。
物件の住所を見るだけで通りの様子などが思い浮かべられるそうなので、達人の域ですね。
そんな状況で物件を購入するので、買った物件はすべて値上がりし、ほとんどの物件は2倍以上のパフォーマンスをあげているそうです。
莫大な資産を築いたのには、しっかりとした裏付けがあるというわけです。
他にも「2000万円が25億円になる」という項目があり、こちらは必見です。
不動産会社社長が書いた『東京の中古ワンルームを3戸持ちなさい』にも載せていた、売買ゲームで不動産資産を増やす方法に通じるものがあり、不動産投資で資産を増やしていこうと考えている人は大いに参考になるでしょう。
本書はご自身の自伝的要素の記載もあるのですが、不動産投資で成功するためのヒントが各所にちりばめられています。
不動産投資の圧倒的な成功者から学ぶべき点は多いことでしょう。
こんな人におススメ！
・不動産投資を極めた人の視点を学びたい人
・不動産投資で加速度的に資産を増やす方法を知りたい人
・お金を増やす考え方を身に着けたい人
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読書日：2014年8月
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