空気に流されず立ち止まって考えることの大切さ
『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』ちきりん著 書評
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社会派ブロガーとして有名なちきりんさんのコラム。
タイトル通り人生を楽しく、ラクに過ごすために世間一般で常識と思われていることについて、「実際はどうなの?」というように疑問を投げかけるような内容になっています。
例えば「そもそも今の日本では『アメリカや中国に負けるな!』などという目標は高すぎる。個人も同じで、目標を低く設定すると楽になれる。」と述べたり、「大事な事を決めるときは、『総合評価方式』ではなく、『一点豪華規準』で選ぶことで、他の不満は解消しやすくなる」など提言します。
全編読んで出てくるトピックスはちきりんさんの環境に基づいているので、人によっては賛成しかねる部分も多いだろうなという印象でした。
しかしながらこの本の本質は意見の賛否ではなく、「立ち止まってよく考える」ことの大切さを訴えている事であると感じます。
とかく日本人はその時の「空気」に流されやすい傾向にあります。
物事の本質を理解しないまま、「何となくみんながやっているから」という理由で行動に移すことも多いのではないでしょうか。
そんな中ちきりんさんのようにしっかりと疑問を持ち、「このことは本当に正しいことなのか」と考えてみることはとても大切です。
何となくではなく、自分の頭で考えて、自分で結論を出す。
普段から心がけておきたいことです。
こんな人におススメ!
・ちきりんさんの物事に対する考え方を学びたい人
・考えることの大切さについて気づきを得たい人
・お金の賢い使い方についてのヒントを得たい人
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読書日:2015年2月
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