27年の歴史に幕。ズッコケ三人組の最終巻
『ズッコケ三人組の卒業式』那須 正幹著 書評
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『ズッコケ三人組シリーズ』は小学生の頃よく読んでいて、物語の楽しさを教えてくれました。
ハチベエ、モーちゃん、ハカセが毎回スリリングな体験をして一緒にハラハラドキドキしていました。
最近、大人向けに続編となる『ズッコケ中年三人組シリーズ』が始まっており、さらにこの次は『ズッコケ熟年三人組シリーズ』が控えているそうです。
このシリーズは既に何冊か読んでおり、ふと、『ズッコケ三人組シリーズ』の最後はどうなったんだろうという疑問が起こり、手に取りました。
1978年2月からこのシリーズが開始し、本作が出たのは2004年12月。
実に27年近くも愛された長寿シリーズの大団円となるのが本書なのです。
内容としては卒業式を控え、タイムカプセルを埋めることになるのですが、その中の1枚のCDをきっかけにしてある事件に巻き込まれることに。
卒業式直前までスリリングな展開となる、ミステリーサスペンスタッチの物語になっています。
ずいぶん久しぶりにこのシリーズを読んだわけですが、大人になった今でも十分に楽しめるストーリーだなという印象です。
それはストーリーの組み立て方がしっかりとしており、子供だからといって手をぬいていなかったんだなと思うのです。
だからこそこれだけ長い間支持されてきたのでしょう。
『ズッコケ三人組シリーズ』を一冊でも読んだことのある人はその最後のエピソードに触れて、当時の感傷に浸ってみてはいかがでしょうか。
こんな人におススメ!
・子どもの頃『ズッコケ三人組シリーズ』を読んだことのある人
・長寿シリーズの物語の世界に浸かりたい人
・読みやすく楽しめるサスペンスを望んでいる人
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読書日:2015年2月
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