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全てを鵜呑みにするのは危険だが、新しいワークスタイルを提示

『クビでも年収1億円』小玉歩著 書評

 

『クビでも年収1億円』小玉歩著

 

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著者の小玉歩さんは会社勤務中に副業としてインターネットビジネスに取り組み、年収1億円を突破。しかし、そのことが会社にバレ、クビに。

 

現在は独立してインターネットビジネスを手掛けており、会社に縛られることなく自分で稼ぐことの良さを本書で伝えています。

 

私の場合、ネットビジネスではなく、投資による利益ですが、既に独立してるので、小玉さんの提言には共感する部分が多々ありました。

 

私はIT企業に勤めており、小玉さんのように独立して独自でネットビジネスをしている人も少なくないので読んでいて抵抗もあまりなかったです。

 

但し、あまりインターネットに詳しくない方は今一度熟考することをおすすめします。

 

著書ではいわゆる「世間の非常識」とも思われることが多々語られています。

 

「大企業の部長でもリッチではなく、ローンにあえいでいる」「給与は餓死せず働き続けられる程度に与えられる」「空気を読まず帰れ」「名刺は捨てろ」「同僚とランチに行くな」などなど。

 

しかしながら、これらのことは私は納得出来てしまいます。

 

それは、やはりインターネット業界にどっぷりといたからということになるでしょう。

 

インターネットの発展によりパラダイムシフトが起きているのだと思います。

 

私のケースでいえば、スマホ1台あればいつでもどこでも投資で十分な収入を得られることが出来ています。そうなると会社のような組織に属することはなんら意味を持たなくなってしまうのです。

 

そして、これからはますます私や小玉さんのようなワークスタイルで過ごす方が増え、むしろ主流になってくる気がします。

 

企業側も在宅勤務を認めるところも増え出し、その流れに逆らえなくなっている面もあるのでしょう。

 

その意味において、本書はこれからの時代の働き方に対する考え方の指南書になってくれると感じます。

 

読みやすいので毛嫌いするのではなく手に取ってみることをおすすめします。

 

しかしながら、具体的な稼ぎ方については最初に述べたようにインターネットに詳しくない方は注意が必要です。

 

本書ではオークションやメルマガ、コンテンツ販売の方法を紹介していますが、誰でも簡単に稼げるわけではありません。

 

本書のように簡単に1億円を稼げるようならみんな会社を辞めて同じようなことをしているはずです。

 

この市場は既に飽和状態になっており、高度なノウハウやテクニックが必要です。

 

どんなビジネスにおいても差別化やマーケティングは必要なので収入経路を探すには試行錯誤をする必要があるでしょう。

 

こんな人におススメ!

・これからのワークスタイルの参考にしたい人
・仕事観の常識に染まっている人
・生き方に変化をつけたい人

 

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読書日:2014年1月

 

『クビでも年収1億円』小玉歩著

 

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