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コンサルタント・アナリストの手法で幸福になる技術を見つけ出す
『不幸になる生き方』勝間和代著 書評
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「不幸になる生き方」と聞いてドキッとするかもしれませんが、これは不幸になる人の共通パターンを見出し、反面教師にしようという意図のタイトルです。
著者の勝間和代さんをご存じの方も多いでしょう。
経済評論家でもあり、ロジカルシンキングによって仕事や人生の問題を自ら解決してきたノウハウを書籍などを通じて公開。
勝間和代さんをロールモデルにして向上を目指す、「カツマー」という言葉が流行ったことがありました。ちなみに2度の離婚歴があります。
本書は勝間さんによる「幸せになるためのノウハウ本」なのですが、面白いのが「幸せになる方法は技術である」と述べているところ。
そのアプローチ方法もご自身や周囲の体験をベースにコンサルタントやアナリストが行っているような分析や予測の方法を人間に応用し、徹底的にリサーチしたそうです。
このようなアプローチをベースに幸不幸の分岐点となる「7つの法則」を本書で公開、それぞれ「幸福な人」「不幸な人」の特徴を記述しています。
例えば、最初は「有責の法則」。幸福な人は失敗も責任も自分の責任と考えている。
一方、不幸な人はリスクを避けることばありを考え、人にリスクを押し付けていくといった具合です。
この7つの法則は正直、どこかで見たようなものばかりです。
しかしながら、独自のリサーチをベースに出した結論になっているので、一つ一つの内容が説得力を持つものになっています。
幸せになるためのノウハウ本というのはどこか抽象的で裏付けのないものがほとんど。
その中において、独自のアプローチで切り込む勝間流幸福論はそれらの本と一線を画しています。
こんな人におススメ!
・勝間和代さんが好きな人
・コンサルタント・アナリストの視点からアプローチした幸福論を読みたい人
・幸福な人と不幸な人を分ける「7つの法則」を知りたい人
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読書日:2015年5月
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