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『「１分スピード記憶」勉強法』宇都出雅巳著　書評

 

 

 

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英語の学習法をリサーチしているうちに「1分スピード記憶法」という方法が存在することを知り、見つけた本です。

 

本書は勉強法全般について書かれており、私は英語の箇所のみでしたので評価を星3つにしましたが、他の人によってはもっと評価が高まるかと思います。

 

著書の宇都出さんはこの記憶法を駆使して様々な実績を残されています。

 

東京大学への現役合格、半年の勉強でアメリカのトップビジネススクールに入学し、MBAを取得、CFP（上級ファイナンシャルプランナー）、行政書士はたった数か月の勉強で試験を突破という具合です。

 

たくさんの実績を残されているだけに説得力があります。

 

冒頭では独自のメソッドの理論を伝えていますが、「年とともに記憶力が衰えるは間違い」と述べており、目から鱗といった感じです。

 

宇都出さんによると「記憶は繰り返しで身につく」のだそうで、「歳のせいで覚えられなくなった人」の本当の原因は大人になると繰り返す回数が格段に減少することにあるそうです。

 

子供の頃は好きな本やマンガを何度も読むので記憶が定着しやすい。

 

一方大人は類似の知識・経験が豊富なのでたった一度で満足し、同じものに何度も触れようと思わなくなり、記憶の定着が悪くなるのだとか。

 

「1分スピード記憶法」の概要は「1分」で覚えられる程度のものを、繰り返し覚えるということに記憶定着の秘訣があるということに基づいています。

 

英語学習の項目でもこの記憶法に沿った学習方法が紹介されています。

 

これは同じ文章を音読で50回読む『「読んで身につけた」40歳からの英語独学法』と同じ学習スタイルをとるものなので、私にとってはとても受け入れやすいものでした。

 

自分の勉強方法は間違っていなかったという補完になりました。

 

本書は他にも資格試験・大学受験向けの勉強法も書かれており、幅広く活用出来る内容になっています。

 

 

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読書日：2014年4月