トップページ > 【評価順】エッセイの本> 【読書感想】『ソウルメイト』木村 秋則
「奇跡のリンゴ」開発者が物事の本質を語る
『ソウルメイト 奇跡を支えた魂の絆』木村 秋則著 書評
サイト管理人の評価
スポンサーリンク
著者の木村秋則さんは農家の方で世界で初めて無農薬・無施肥のリンゴの栽培に成功したことで一躍有名になった人物です。
このチャレンジをするために10年近くにわたり無収穫が続き、苦難の日々を送りました。
この時のエピソードは『奇跡のリンゴ』と題され、映画化されています。
本書は「生き方」「農業」「食」「絆」「目に見えない大事なもの」「女房への愛」など様々なメッセージを木村さんが伝えています。
そもそも10年間無収穫でありながら、自然栽培にチャレンジし続けるというのは並大抵の信念の持ち主ではありません。
そこには「絶対に成功する」という強い想いがあったということでしょう。
本書を読んでみて、木村さんが普通の人ではないことがわかります。
木村さんは身近に不思議な出来事が起きているとそうです。
UFOに乗せられた、龍を見た、宇宙人に遭った、「あの世」へ行ったという経験をされて、周囲に真面目な顔で話されているのだとか。何か特殊な波長が木村さんには出ているのかもしれませんね。
そして、価値観の軸が全く異なっているからこそ偉業を成し遂げることが出来たのでしょう。
そんな木村さんですから、発せられるメッセージは「芯」をついているなと思わせる深いものになっています。
例えば、今増えている異常気象は、農薬や肥料と関係していると木村さんは主張します。
畑にまかれた農薬や肥料などは、土に染み込み地下水を汚染させ、その水は海に流れ込み、バクテリアやプランクトンが大量発生する。
するとその呼吸熱によって水温が上がり、低気圧が発生。ゲリラ豪雨や竜巻、巨大台風の原因になるのだそうです。
私は詳しくはわからない分野ではあるのですが、木村さんだからこそ物事の本質を見抜けるのではないかと感じさせます。
木村さんからのメッセージは思いもよらぬ方向へ着地し、それでいながら大変な説得力を持ちます。
この本に出会わないと触れることの出来ない価値観が詰まった貴重な一冊となっています。
こんな人におススメ!
・「奇跡のリンゴ」を生み出した人のメッセージを読みたい人
・UFOや宇宙人、龍などの不思議な話を知りたい人
・なぜ偉業が達成できたのかその原因を探りたい人
スポンサーリンク
読書日:2014年11月
サイト管理人の評価