トップページ > 【評価順】自己啓発の本> 【読書感想】『日本のオーラ 天国からの視点』 江原 啓之
スピリチュアルの視点から日本の諸問題に切り込む
『日本のオーラ 天国からの視点』 江原 啓之著 書評
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スピリチュアルカウンセラー江原啓之さんによるスピリチュアル本。
この手の本は抽象的な記述が多い傾向にありますが、本書は「靖国問題」「少子化問題」「インターネットの普及」など今の日本の諸問題について、精神世界の観点から分析しており、興味深く読むことが出来ました。
例えば、靖国神社の問題などはナイーブな問題でなかなか簡単に意見をいえないと思うのですが、江原さんはきちんと自分の意見を語られ好感を持ちました。
覚悟を持って本書を出されているんだなという感想です。
A級戦犯の分祀についても、霊的世界からの観点から持論を述べています。
この他様々なトピックスを本書では取り上げていますが、江原さんによると様々な問題の根底には物質主義的価値観の弊害があるそうです。
これは、ソニー創業者の井深大さんが語っていた「知育偏重」傾向と似通った側面があると思います。
最後に本当の「幸せ」のためにスピリチュアリズムの実践をすすめています。
「大我の愛」や「真善美」に価値を置き、日常生活の中の選択で常に「天使の声」を選んでいくようにする。
これらの実践を続けていくと、人生の苦難に直面した時、決して恐れることなく、くじけることもないのではないかと江原さんは述べています。
現世で生きている私たちにとって、どうしても物質主義、あるいは知識偏重になりがちなのは仕方のないことでしょう。
しかしながら、やはり目には見えなくても「精神世界」や「心の教育」などを大切にすることはとても重要であると私は感じるのです。
それがあるからこそ、目先の利害を超えた感動や学びが起きるのでしょう。
私の場合は引き続き、少しつづでも「見えない大切な何か」を大切にしていきたいと思っています。
こんな人におススメ!
・日本で起きている様々な問題をスピリチュアルの視点から分析したい人
・今、何かしらの悩みがありヒントを探している人
・生きる意義を精神世界の観点から知りたい人
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読書日:2014年7月
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