トップページ > 【評価順】ビジネスの本> 【読書感想】『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』岩崎 夏海
ドラッカーの教えが随所に出てきて楽しく読める入門書
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』岩崎 夏海著 書評
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著者の岩崎夏海さんは放送作家として「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感じ」などの制作に参加。
AKB48のプロデュースにも関わったそうです。現在は作家・放送作家として活躍しています。
元々本書の引用元であるドラッカーの『マネジメント』は数年前に私も購入し読んでみたのですが、なかなか内容が難しく、途中で読むのを止めていました。
ドラッカーの他の書物は好きでよく読んでいるのですが、これだけ未読のままだったのです。
本書は『もしドラ』として200万部以上の大ベストセラーとなり、『マネジメント』再挑戦の入門書として手にとった次第です。
但し、今は会社を辞め独立してしまったので、いつ『マネジメント』を再読するかは未定ですが…。
ストーリーとしては、高校野球の女子マネージャーの川島みなみが、マネージャーの役割のために、ドラッカーの『マネジメント』を間違って購入するところからスタート。
ドラッカーの教えを引用し、チームを強くさせるために奮闘するというもの。予想していたよりはストーリーがしっかりしており、楽しく読むことが出来ました。
本書において、ドラッカーの教えが随所に出てくるので上述したように入門書としては役立つでしょう。
しかしながら、引用部分が本当にさわりだけを伝えているので、ストーリーが主でちょこっとドラッカーの内容を挟み込む程度という印象でした。
ドラッカーを知ろうとするにはあまりにも情報が薄いかなと。
そのため、本書を読んだ方でドラッカーの考え方をしっかりと吸収したい方はやはり本家であるドラッカーの『マネジメント』を続けて読むことをおすすめします。
こんな人におススメ!
・ドラッカー『マネジメント』の入門書として読みたい人
・高校野球をテーマにした青春小説を読みたい人
・最後のベストセラーと言われている本の内容を知りたい人
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読書日:2014年7月
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