トップページ > 【評価順】漫画・関連本> 【読書感想】『超優良企業「さだお商事」』東海林 さだお
現代の大天才。東海林さだおさん創作の秘密
『超優良企業「さだお商事」』東海林 さだお著 書評
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著者の東海林さだおさんは漫画家でエッセイスト。週刊文春の『タンマ君』や週刊朝日の『あれも食いたいこれも食いたい』など人気連載を多く抱かえています。
中には40年以上も続いているものも少なくなく、私にとっては空気のような存在。しかしながら、これって実は物凄いことなのではと思うのです。
本書は2002年に刊行され、デビュー以来36年も第一線で活躍されている東海林さんの仕事術にせまるという内容で、フリーライターの藤原あつこさんが東海林さんにインタビューを行うという形式で進行します。
しかし、この時から既に13年も経っているので、もう49年になるのですね。
何と半世紀!今もなお淡々と連載が続いているというのは驚愕です。
全部で6章に分かれており、「立志・創業」「情報収集」「商品開発」「生活管理」「健康・お洒落」「人生の終焉」について書かれています。
読んでみてやはり人一倍自己管理は徹底していること、そして仕事に対しては並々ならぬ努力をされていることがわかりました。
当然と言えば当然なのかもしれませんね。
特にアイデア帳が600冊にものぼっているというのは驚き。無尽蔵に面白い話が湧き出ている厳選がここにあるといった感じです。
人生の終焉では自殺願望を明かすという驚きの展開です。
しかし明るい。
そんな東海林さんも今や77歳。それでも相変わらず面白い連載を続けているのはやっぱり凄いとつくづく思うのです。
こんな人におススメ!
・半世紀もの間第一線で活躍している人の仕事術を知りたい人
・クリエイティブな職種に就いている人
・東海林さだおさんファンの人
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読書日:2015年1月