トップページ > 【評価順】エッセイの本> 【読書感想】『マンハッタンを歩く』ピート ハミル
生粋のニューヨーカー作家による密度の高いニューヨーク案内
『マンハッタンを歩く』ピート ハミル著 書評
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著者のピート ハミルさんはニューヨーク・ポストの名物コラムニストとして有名で、ジャーナリストであり小説家でもあります。
あの山田洋次監督の名作映画『幸せの黄色いハンカチ』の原作者としても知られています。
ハミルさんはブルックリン生まれの生粋のニューヨーカー。
本書は2001年9月11日にマンハッタンなどで起きたアメリカ同時多発テロ事件がきっかけとなり、ハミルさんがニューヨークの歴史を、ときに熱く、ときに冷静な目で語ったエッセイになります。
私はニューヨークという街が好きで既に10回以上は行っていると思います。
夜遅くまで楽しめるミュージカルや映画などのエンタメ。そして、リトルイタリーやチャイナタウンなど「人種の坩堝」との呼び名に相応しい街角。毎回違う顔を見せてくれて飽きることはありません。
そのため本書のタイトルに惹かれ思わず手に取りました。
本書では人物、建物、場所、事件など固有名詞がたくさん登場します。
そのため、ニューヨークに詳しい私としてはとても楽しむことが出来ました。
ニューヨークの雰囲気を十分に感じることが出来、長年ニューヨークに住んでいるからこそ書ける文章なのだろうなという印象です。
私も東京に暮らし10年以上経っていますが、いつかこのように自分が住んでいる街に対し、真摯な文章が書けたら良いなあと感じました。
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こんな人におススメ!
・ニューヨークが好きな人
・ニューヨークに行く予定のある人
・生まれ育った街についてのエッセイが読みたい人
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読書日:2014年3月
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