トップページ > 【評価順】ビジネスの本> 【読書感想】『日本一社員がしあわせな会社のヘンなきまり2』山田昭男
前作との重複は多いがよりリアリティを感じる
『日本一社員がしあわせな会社のヘンなきまり2』山田昭男著
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前作の『日本一社員がしあわせな会社のヘンなきまり』がとても良く、迷わず続編も読んでみました。
結論としては、けっこう内容がかぶっており、「出す意味あったのかな…」と感じてしまいました。
休日数日本一(約140日)など社員を大切にする数々の施策を打ち出していることで有名な未来工業。
創業者、山田昭男さんの経営哲学は一貫しており、それは冒頭で語られている下記の8つに集約されます。
1 会社とは儲けることが目的である。
2 儲けるためには、差別化をしなければいけない。
3 儲けるには社員がやる気にならなければいけない。
4 社員に任せる。自分で決めさせる。
5 仕事自体は決して楽しくない。だから「餅」を配る。
6 ダラダラといつまでも働かずに早く帰れ。
7 やりもせずに自分の頭だけで考えて「無理」と言うな。
8 一番大事なのは経営者がブレないこと。
ネットビジネスを手掛けている身としては特に2と7が響きます。
果敢にチャレンジし、競合サービスと差別化を徹底的に図る。これはどの業態のビジネスにも当てはまるような気がします。
本書は前作で伝えきれなかった【社員をしあわせにするへんなきまり】をいかに運用していくか、いかに、文化として根つかせていくかについて、補足をしています。
例えば、「なぜ、社員を管理しないのか?」など複数の視点から解説をしています。
今回は他の社員の方のインタビューも増え、よりリアルに会社運営の実態が把握することが出来ます。
基本、前作と変わらない内容ではありましたが、やはりここまで突き抜けて固定概念を壊し、独自の経営スタイルを貫く姿勢というのはとても魅力的でした。
こんな人におススメ!
・前作を読み、より詳しく会社の運営状況を知りたい人
・未来工業株式会社社員のインタビューを読みたい人
・未来工業株式会社が目指す未来について知りたい人
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読書日:2014年6月
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