トップページ > 【評価順】経済・金融の本> 【読書感想】『東京の中古ワンルームを3戸持ちなさい』重吉 勉
これから不動産投資を行う人は是非、読んでほしい
『東京の中古ワンルームを3戸持ちなさい』重吉 勉著 書評
サイト管理人の評価
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私は不動産投資を10年位前から行っており、既に複数の不動産物件を所有しています。
他に為替や株式などの投資も行っているのですが、その中でも不動産投資は最も勉強量と成果が比例する投資法であると感じます。
どのようなタイプの物件を購入するべきか、どのようにコストをかけず管理をするか、空き室リスクを抑えるにはどうすればよいか。
これらの課題は知識を多く持てば持つほど有利になります。
予測が難しい為替などとは対極にある投資構造であり、自助努力で資金効率を高められる要素がかなり高いのです。
本書を読んだ時、私の正直な感想としては、「もっと早くに知っておくべきだった!」ということです。
このことから特にこれから不動産投資を始める人に、一番読んで頂きたい本です。
一般的に不動産投資を始める場合は、新築マンションのワンルームを購入することが多いでしょう。
それは、売込みをする業者は大抵、新築をすすめるからであり、それは売買が成立した時、業者側の取り分(マージン)が大きいからです。
実は新築マンションのワンルームの価格は業者マージンが大きく上乗せされているため、かなりの割高になっているのです。
著者の重吉勉さんは株式会社日本財託の創業者。都内の中古ワンルームマンション投資の仲介業を行っている会社です。
創業から20年以上経過しているだけあり、書かれている内容は具体的で説得力を持ちます。
内容は丁寧にわかりやすく書かれているので初心者の方でも理解しやすいでしょう。
なぜ東京なのか?なぜ中古なのか?なぜ3戸なのか?と懇切丁寧に説明してくれ、納得感を持ちます。
他にも優良物件の選び方や、「資産が資産を生む」ための方法なども書かれています。
特に、後者は「出た利益で次の物件を探す」という資産を加速度的にかつ安全に増やす手順を提示しているので絶対に知っておくべきです。
もちろん、本書は株式会社日本財託の広告的要素も含むので全てを安易に鵜呑みにする必要はないでしょう。
しかしながら、考えるベースとしては極めてまっとうであり、効率よく不動産投資を行ううえでのヒントがちりばめられています。
出来ればこれを考え方の1つとして把握し、他の不動産投資に関する本も多く読み、比較・検討していくことがベストです。
その中でも本書は視点や方向性が正しく、王道的な参考本として役に立ちます。
こんな人におススメ!
・これから不動産投資を始めようと考えている方
・不動産投資で資産を加速度的に増やしたい方
・不動産投資について勉強中の人
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読書日:2014年8月
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