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民主党政権の時代に戻ってはいけないと強く思う

『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』安倍晋三 百田尚樹著

 

『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』安倍晋三 百田尚樹著

 

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安全保障関連法の成立に関し、大規模デモが起きたりなんやかんや騒がしい中、ふと手に取った一冊。

 

2013年12月の刊行で民主党政権末期から第2次安倍政権発足間もない時に書かれた文章や2人の対談集が収録されています。

 

百田さんは世間からのイメージが今は相当悪くなってしいまいましたが。。

 

本書では今議論の的になっている集団的自衛権についても熱く語られています。

 

私はこの問題に対し、賛成派なのですが、そもそも反対するならばなぜ他の党に投票しなかったのかという疑問があります。

 

安倍さんの話を読むと、集団的自衛権は至極真っ当な取り組みであり、国際社会において自国だけ都合のよい立場を取り続けるというのは今の時代はやはり難しいのではないかと思うのです。

 

また永世中立国となっているスイスは実は徴兵制が今も採用されており、それが抑止力として働いている。

 

同じく永世中立国を宣言していたルクセンブルクは非武装であり、2つの世界大戦共、ドイツに武力占領されているとのこと。

 

日本のことを考えると隣に中国や北朝鮮がある以上、「積極的平和主義」を掲げるのは戦争をしないための抑止力になると考えます。

 

時代の流れの変化で「平和」についての考え方も改めなければいけないというのが私の主張です。

 

本書では安倍さんと百田さんの出会いも書かれているのですが、安倍さんが最初の政権を退陣して、再度総裁選に立候補する前に、百田さんが「再登板待望論」を書き、それを読んだ安倍さんが直接百田さんに電話をかけた所から交流がスタートしたそうです。

 

待望論を予見していた百田さんの眼というのは、なかなかであると感じました。

 

本書を読んでいて、なぜ民主党政権が出来てしまったのかとつくづく思います。

 

民主党政権だった3年の間にあらゆる経済指標が下がり、日比谷公園では派遣村なんてのもありました。

 

外交もトラブルだらけ。中国全土での反日デモなどを思い出します。

 

しかし、これは当時民主党に投票した我々国民の責任です。

 

その時の空気がそうさせてしまったのでしょうが、自民党つぶしに躍起になっていたマスコミの報道にうまく乗せられてしまったなとも思うのです。

 

この時の教訓があるので今はそう簡単にマスメディアの思惑に乗らないようになっていると思いますが、空気に流されやすい国民性であるということを認識し、自分の眼で判断していくしかないのだなと感じています。

 

こんな人におススメ!

・集団的自衛権について理解を深めたい人
・民主党政権時代がいかに悲惨だったかを知りたい人
・安倍晋三と百田尚樹の出会いの経緯を知りたい人

 

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読書日:2015年9月

 

『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』安倍晋三 百田尚樹著

 

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