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人気ブログでも運営方針は様々
『ノマドワーカーという生き方』立花岳志著 書評
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著者の立花岳志さんは「No Second Life」という月間160万PVを誇る人気ブログを運営されています。
本書は会社を退職して「ノマドワーカー」となった日々の暮らしやブログの運営方法、デジタルデバイスの有効な活用方法などが書かれています。
まず驚くのは立花さんがまだブログからの収入が十分ではないのに退職の決断をしたこと。
既に結婚をして奥さんもいて、実家の借金もあったのにも関わらず、「独立したい」「自分の力で生きていきたい」という気持ちが非常に強くなり、抑えきれなくなったそうです。
これはもし自分が立花さんの立場であったら決して同じような判断はしなかったであろうと感じます。
立花さんの場合は現時点では何とか成功しているから良いものの、リスクはやはり高いので確証がないうちは行動しない方が無難なのではないでしょうか。
また、ブログ運営に関し、同じく人気ブログを保有しているちきりんさんとはずいぶん運営方針が異なるものだとも思いました。
同じくらいの規模のあるブログではありますが、やはりそれぞれの個性や能力をうまく伸ばすことが大切なのでしょう。
例えば、ちきりんさんは顔や名前を一切公開せず、あくまでもブログ内で全てを完結させていく傾向にあります。
一方で、立花さんは実名も顔写真も公表し、ツイッターやフェイスブックを利用してどんどんと繋がっていくことを重視します。
そして、そこからセミナーやイベントへのビジネスへと展開させていく手法を取っています。
これはブログに対する考え方の違いが結果として表れているといえます。
ご自身の一日が書かれていますが、しっかりと自己管理されており、同じ「ノマドワーカー」の身としては参考になります。
デジタルデバイスの活用方法もそうですね。
このようなワークスタイルは今後も増え続け、将来的には主流になると推測しています。
その意味においても今後の参考として読んでおく価値があります。
こんな人におススメ!
・ノマドワーカーとしての自己管理を学びたい人
・人気ブログの運営方針を学びたい人
・デジタルデバイスの活用方法について参考にしたい人
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読書日:2015年1月
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