トップページ ＞ 【評価順】勉強・教育の本＞ 【読書感想】『ノンフィクションはこれを読め!2013 HONZが選んだ110冊』成毛 眞
様々な職業を持つキュレーターが選んだ2013年の面白本を一挙に紹介
『ノンフィクションはこれを読め!2013』成毛 眞編 書評
サイト管理人の評価
スポンサーリンク
本書は元日本マイクロソフト社長の成毛眞さんが開設したノンフィクション系書評サイト「HONZ」の、１年分のレビューをまとめたもの。
外資系会社員やエンジニア、タレントなど様々な職業を持つ16名のキュレーターと成毛さんがチョイスしたノンフィクション本110冊が紹介されています。
項目は、「日本史」「世界史」「民俗・風俗」「事件・事故」「ビジネス・テクノロジー」「社会」「アート・スポーツ」「教養・雑学」「生物・自然」「医学・心理学」「サイエンス」とまんべんなく多岐にわたっています。
本好きの目利きがチョイスしているだけあって登場する本はいずれもとんでもなく面白い。当サイトで案内した『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』や『督促OL修行日記』も掲載されていました。
それぞれの本にしっかりとした解説が付いているので、この1冊で良書を何十冊も読んだ気分になり、本好きの私にとってはたまりませんでした。
その中の何冊かは著者インタビューも載せており、作品に対する想いを確認することも出来ます。
ロンドンの青年が9か月かけて、部品から１から作り、トースターを完成させる、『ゼロからトースターを作ってみた（トーマス・トウェイツ著）』や、四川省生まれの中国人が日本文化に触れ、「外国にいるという感覚がない。書物の中の憧れの古代中国に私は戻ってきたような気がしてならない」と語る、『中国と茶碗と日本と（彭丹著）』などは特に興味をそそられ、いつか読んでみたいと思いました。
いずれにしろ本好きの人にとってはとても楽しめる一冊となるでしょう。
こんな人におススメ！
・ノンフィクションの本が好きな人
・良書の概要を一気に知りたい人
・様々な分野の知識を得たい人
スポンサーリンク
読書日：2014年8月
サイト管理人の評価
