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『人生に成功したい人が読む本』斎藤 一人著　書評

 

 

 

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1993年から納税額12年間ベスト10という日本新記録を打ち立て、「日本一の大金持ち」とも呼ばれている斎藤一人さんの自己啓発本。

 

今まで一人さんの本は多く読んでいますが、本書は「威張っちゃいけない、ナメられちゃいけない」という従来とは少し異なった価値観をテーマにしています。

 

この2つができるようになったとき、世間から絶大な信頼を勝ち取れると一人さんは伝えています。

 

この2つの価値観に言及する理由があとがきに記されています。

 

それは、今までは「感謝してます」と言うとより一層しあわせになり、成功していた波動が、最近は、「威張っちゃイケない、ナメられちゃいけない」に変わってきたんだそうです。

 

今、起きている問題は、「感謝してます」では埒があかないケースがほとんどであり、さきほどの2つの価値観を念頭に置いて答えを出すと、成功する世の中になっている。

 

それに沿った内容を伝えています。

 

読んでみて、今までの一人さんの本よりも力強いメッセージになっているのが印象的でした。

 

例えば、今は欲を捨てる人が大多数になっており、欲を持っている人が少なくなっている分、叶いやすくなっているという、やる気のある人にとってはスゴクいい時代になっているそうです。

 

欲を持つことの大切さを伝えています。

 

また、ゲームのように仕事を楽しんでみようという言葉も印象的であり、とにかく何事も前向きに捉えている器の大きさが一人さんの魅力であるといえるでしょう。

 

最初読むと、少し驚きを感じる一人さんの数々の教えですが、その後よく考えるとその教えはとても真っ当な道理であるという面があり、学び続ける価値があると感じます。

 

 

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読書日：2014年7月