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1000冊読んだ先になるものは?

『1000冊読む!読書術』轡田 隆史著 書評

1000冊読む!読書術

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著者の轡田隆史さんは、朝日新聞で論説委員などを歴任したのちに退社。その後、テレビ番組『ニュースステーション』でコメンテーターなどをされていました。

 

著書も多くだされており、中でも『「考えると力」をつける本』はベストセラーに。

 

私はこの本も含め、何冊か読んでおり、轡田さんの広く深い知識を楽しんでいます。

 

本書はそんな轡田さんの知の源泉である「読書」について綴られたエッセイ。「1000冊読む」をキーワードにしています。

 

目次は下記の通り。「読む」ことについて多岐に渡り語られています。

 

【1章】「多読」は絶対、あなたを変える
本を1000冊読むと、何が起こるのか?

 

【2章】本を読めば読むほど、頭はよくなる
読書習慣のある人、ない人の「埋められない差」

 

【3章】「できる人」は、なぜ読書家なのか?
人間的魅力とその遊び心とは?

 

【4章】「読む力」は何を与えてくれるのか?
要約力、表現力、発想力で育てる方法

 

【5章】「1000冊読破」からの贈り物
もし、本がなかったら世の中はどうなる?

 

内容については本書のタイトルの「読書術」というよりは、本をテーマにして様々な話題を取り上げたエッセイ。

 

実に多種多様な話題を取り上げ、このあたりは轡田さんの見識ぶりに感心するばかり。1冊でいろいろな話を知ることが出来る形式は、私にとって得した気分になります。

 

しかも出てくる本は『聖書』や『親鸞上人』などずいぶんと高尚。普段なかなかお目にかかれない書物です。

 

読書の推進というよりは、轡田さんの知識の深さを楽しむという感じになりました。読書家の魅力というのは、このような点にもあるのでしょうね。

 

また、活躍している方の多くはかなりの読書家なんだなということも改めてわかりました。

 

アメリカの初代大統領、リンカーンは大の読書家であり、現在のオバマ大統領もなかなかの読書家なのだそうです。

 

オバマ大統領の愛読書は、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』。日本人でいうところの司馬遼太郎の本のようなものでしょうか。

 

さて、1000冊読書をすると何が起きるのか?

 

本書では最後の最後にこう書かれてあります。

 

「1000冊読破」なんて、たやういことであり、読めば読むほど、「わからないこと」が増えてゆく幸せにひたれるのである。

 

「1000冊読破」は、意味があるようでもあり、ないようでもある。答えは、これからも読みつづけていく書物のなかに在るはずだ。(242ページ)

 

私自身も毎年かなりの量を読んでいますが、読んでも読んでも飽きず、次の本をまた読みたくなってしまう。

 

そこに意味があるかと問われると、やはり、意味がないのかもしれないかとも思ってしまいます。

 

ただ、日々、様々なことを知ることが出来、内面的に充実し、豊かになれるというのは確実でしょうね。

 

こんな人におススメ!
・読書が趣味の人
・様々な話題に触れ、楽しみたい人
・見識豊かな轡田隆史の考え方を学びたい人

 

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読書日:2016年09月