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インターネットでビジネスを考える上でのヒントが豊富

『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』堀江貴文著 書評

 

『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』堀江貴文著

 

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本書の発行は2013年4月30日。

 

堀江貴文さんは同年3月27日に、長野刑務所から約1年9か月の服役を経て、仮釈放されており、釈放直後に刊行されたことになります。

 

堀江さんは2010年2月から有料のメールマガジン『堀江貴文のブログでは言えない話』を発行しており、収監中も発信を続けていました。

 

そんなメルマガのコンテンツである「ビジネスモデル教えちゃいます塾」と「Q&A」コーナーを抜粋し、まとめたものが本書の内容になっています。

 

これに加え、夏野剛さん、西村博之さん、藤沢数希さん、船曳建夫さんがそれぞれ解説を書かれています。

 

「獄中から教えるビジネスモデル」については、2015年11月現在、既にこの世に存在しているサービスがいくつか見られました。

 

堀江さんが立ち上げたサービスもあれば関係のない所で立ち上がっているサービスもある。

 

読者の方が参考にして、実際に行動を起こしたのかなと推測します。

 

例えば、「ツイッターなどを使ってファンとの交流をしながら有料情報を配信」というのは堀江さんとサイバーエージェントの藤田さんが共同で立ち上げ、「AKBとチャットが出来る」と話題になった「755」を想起させます。

 

いずれも目の付け所が面白く、そのままとはいわなくても、横展開することで応用可能と感じ、参考になりました。

 

「Q&A」については、読者からの質問に堀江さんが答えていくという内容。

 

極めてビジネスライクに回答し、そこに情は一切ない。とても頭の良い方なんだなと思う一方、年配の方に誤解される要因でもあると感じます。

 

固定概念にしばられない堀江さんの発想に触れると、時々「目から鱗」状態になります。

 

解説の中では東京大学名誉教授であり、堀江さんをゼミで指導していた船曳建夫さんの「堀江さん観」が印象的でした。

 

1+1=2の理屈を、ただ信じている。周りが何を言おうと、彼は「答えは2です」と堂々と言いますよね。

 

と船曳さんは述べています。

 

これは堀江さんのことをとてもよく表していると感じました。

 

純粋に「起きた出来事を極めて合理的に捉え、発言しているだけ」というのが堀江さんの本質なのではないでしょうか。

 

全編を読んで、個人がインターネットを駆使して、生活出来るレベルまで収入を得ることはとてもハードルが低くなっていのだなと改めて実感しました。

 

個人のブログやツイッター、メルマガは情報次第で飯の種になりえます。そして、その内容も自分の好きな事で良いのです。

 

私もそうですが、人間関係のストレスを感じず、好きな時に好きな場所で好きな事を発信して、お金を生み出すことが出来る。

 

そんな夢のような社会が当たり前の時代になっていくのかもしれません。

 

こんな人におススメ!

・ビジネスアイディアのヒントを得たい人
・堀江貴文さんの合理的な思考を学びたい人
・インターネットビジネスに取り組んでいる人

 

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読書日:2015年11月

 

『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』堀江貴文著

 

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